経営改革を進めるための主要ポイント

2015年03月28日

2年前にある中堅の小売専門店の中期計画(5年)の経営戦略策定と経営改革計画を作成する支援を実践して、現在その実践のフォローをしております。

従業員はパート含めて約600人おり、人数が多くなると会社の経営改革がいかに難しく、なかなか思うようにうまく進まないため、最近、トップマネージメントに対して、「経営改革を進めるために」というタイトルでお話をした主要な観点を述べてみたいと思います。

1.経営風土改革を進めるには

経営改革を進める(新たな事業展開やイノベーション)には、経営層、中間管理職、現場が困難な課題に向き合い、答えを生み出していくという試行錯誤を重ねることが不可欠。

今まで通りに仕事を処理し、言われた事を忠実に実行するだけならだめ。社員の働き方の転換が必要。

働き方の転換には、社員の内発的な動機が不可欠で、前提条件として「経営層と管理者と社員が信頼し合い、チームとして一体感を持てる状態の環境にする(社員が自発的な動機を持ち続けながら生き生きと働ける環境を創る)」ことが必須。

経営層(社長&役員)の本気度(経営改革の意思)を示すことが重要。

経営層があるべき姿に強い問題意識を持って、社員と問題意識・方向性を共有して、共に考え試行錯誤して働き方を転換する。

2.社員の意識を高めるポイント

キーワドは「5K」です

① 好奇心をもって ② 観察して ③ 関心を持ち ④ 感動・共感を得て ⑤ 気付き

を得て、人は行動を起こす

3.組織力を出すためには

組織で力を出すには、

① 協力する共通の目的をシェアする ② コミュニケーション ③ お客様の立場で考える

その組織・人の存在価値があること。お客様へのバリュー価値を提供できること。そのベースになるものとしては、その人の「思いやり、謙虚さ、素直さ、+ 情熱」

4.経営改革を進める5つの価値軸

イノベーションを起こしやすい組織には

① 「目指すもの」を共有する話し合いと努力を常に怠らない

② 問題点の指摘にととまらず、目指すものに向かって手がかりを見つけていく「当事者」としての姿勢を持つ

③ 物事を事実・実態を明確にして考える

④ 「そもそも」の意味・目的・価値を考える

⑤ 「言っている事」と「やっている現実」との乖離に対して誠実に向き合う姿勢を貫く

5.イノベーション経営のできる会社・組織へ

会社・組織が成長するためには、イノベーションが必須です

イノベーションを起こさなければ、会社はつぶれる

      ∨

イノベーションを起こさせる会社の仕組みが必要

 (会社の仕組みの中に常に学習できる場がある)

イノベーションは、知識・理論のみではダメ、経験が必要、

実践で常に学習する組織でないとイノベーションは起こらない

      

コミットメントできる組織がイノベーションできる組織

 

最後に

鮮やかな「JALの再生」を図られた稲盛和夫氏が著書「燃える闘魂」で述べているように、「命を賭し、全身全霊をかけ、火の玉になってやれば、不可能はない。どんなことでも必ず成しとげることができる」とは、なかなかいかないですが、微力ながら前に進めるように今後も取り組んでいきたい。

私が40代(1991年)時、あるコンサルタントの言葉に感銘を受け、それ以来私の信条は『三界唯心造』としております。

また、2004年に出版された稲盛和夫氏の『生き方』(サンマーク出版:私が非常に感銘を受けた一つ)でも同じようなことを述べておられます。

 「幸せになるかならないかというのはあなたの心次第です。心のままに人生は存在するんです。あなたの心に描いた思いの集積が、あなたの人格をつくり、現在のあなたの境遇をつくっている」

よって、イノベーションを起こせるか起こせないかは、その人の心掛け次第と言うことです。

大桑 啓成

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